『芸術のわるさ』読書会
SUGAR CUBE BOOK CLUB #001 『芸術のわるさ』読書会が開催されました。
このイベントは、東京国立近代美術館主任研究員である成相肇さん、俳優・美術家の遠藤麻衣さん、美術批評・理論の菅原伸也さんと共に、成相さんの近著である『芸術のわるさ – コピー、パロディ、キッチュ、悪』の一部である「神農の教え」をテーマにトークが行われました。
成相さんは、アートにおける模倣や風刺などの側面が、そのまま「わるさ」として捉えられることもあるが、それによって新たな美や価値観が生まれることがあるという見解を交えながら語り、遠藤さんと菅原さんも、自身の活動、経験や研究から、アートの多様な側面から議論してくれました。
参加者たちは、本の内容に触れつつ、アートの美しさや不思議さ、そして意図された「わるさ」がもたらす刺激について意見を交換しました。
このイベントは、アートの奥深さや多様性について深く考える機会となりました。参加者たちは、アートが持つ可能性や異なる解釈を共有し、その魅力に触れ合いました。次回の連続レクチャーイベントにも期待が高まります。