SUGAR CUBEという名前の由来
もともと Yo La Tengo というバンドが好きで、その中でも一番好きな楽曲が、学生時代にカバーしたこともある 「Sugarcube」 でした。
この曲のミュージックビデオがまた秀逸で、ロックを教える学校が舞台のコメディ。
やる気のない無表情のバンドメンバーが、ロックの授業を受けるというシュールな内容になっていて、当時からとても印象に残っていました。
このミュージックビデオは、逆説的に表現していると思うのですが、 派手さも奇抜さもなく、ただ好きな音を鳴らし続けてここまで来た—— 一般的には冴えない見た目が普通の Yo La Tengo のメンバーが、愛する音楽を通して世界的に有名になったのは紛れも無い事実です。
また、ジャック・ブラック主演の 『School of Rock』 という映画も好きで、「Sugarcube」のミュージックビデオと同じように、学校で生徒にロックを教えるという設定です。
僕は勝手にSchool of Rockの元ネタはSugar Cubeのミュージックビデオなのでは?と思っているのですが、、、
こちらの映画では、生徒たちが音楽を通して自由と自己表現の大切さを学び、成長していく姿が描かれています。
この2つの作品には、どちらにも「音楽が人を変える力」が流れていて、僕はそこにとても惹かれました。
これは後付けのような話ですが、角砂糖(sugar cube)って、小さいけれど、コーヒーや紅茶の味を変える力があります。
ライブもそれに少し似ていて、たった一晩、ほんの1〜2時間の出来事なのに、その人の気持ちや日常の景色を変えてしまうことがある。
そんな「ひと粒の甘さ」みたいな時間を体験できる場所になればいいなと思い、ライブハウスの名前に SUGAR CUBE を選びました。
そしていつかこの場所が、音楽やクリエイティブを通して、若い人たちが自分を表現したり成長できるような場になればいいなと思っています。