SUGAR CUBEのこだわり ― 内装・音・映像への想い
内装へのこだわり
SUGAR CUBEは、いわゆる普通の「ライブハウス」ではありません。イベントのない日は、エフェクター専門店「東京エフェクター」と、ジャズマスター専門店「UNTAKE GUITARS」の店舗としても営業しています。
そのため、単にステージがあり大音量が出せれば良いわけではなく、お客様が心地よく滞在でき、そして販売しているオリジナル商品がより魅力的に見えるような内装デザインが必要でした。
ライブハウスというと「薄暗くて雑然とした空間」を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、SUGAR CUBEではそのイメージとは違います。清潔感があり、音楽を楽しめるのはもちろん、居心地の良い空間を目指しました。結果として、ライブやトークイベント、飲食を伴うようなイベントのいずれにおいても、子供から大人まで、人が集まり、会話が生まれるような“心地よい”場所になったと思います。
音へのこだわり
楽器店を営んでいる以上、音にはどうしても妥協できません。スピーカーやミキサーの選定から始まり、ギターアンプ、ベースアンプ、ドラムセット、そしてアップライトピアノからマイクに至るまで、一つひとつ自分の耳で聴き比べながら納得のいく機材を選び抜きました。
SUGAR CUBEのような小さめな空間では、PA(メインスピーカー)からの出音よりも、機材そのものの音がダイレクトに響くことが多く、だからこそ「ステージ上で気持ちよく演奏できる音環境」を最優先に設計しています。
これまで自分がライブやスタジオで感じてきた違和感や、エフェクターやギター制作を通して培ってきた経験が、この空間づくりに大いに活きています。
まずは出演者がステージ上で思いっきり楽しめる事、そしてそれが観客に伝わり、会場の熱が高まる。その先に感動が生まれると思っています。
映像と照明へのこだわり
SUGAR CUBEを運営する株式会社フェブでは、映像制作も行っています。その経験を活かし、プロの現場でも通用する映像機材を導入しています。プロジェクター、ライブ配信機材、カメラなど、どれも実践で信頼できるものばかりです。
照明はスペースの制約上、設置できる数に限りがありますが、限られた中でも最大限の効果が得られるように機材を厳選。演者と観客が一体となれるような、光の演出を心掛けています。
多分この規模のライブハウスとしては、「ここまでやるか」というほど細部にこだわり抜いた空間だと思います。でもその分、音楽を愛する人たちにとって、少しでも“気持ちよく過ごせる場所”になっていれば嬉しいです。